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[レビュー2008年09月14日に発表された 

マギンティ夫人は死んだ / 名探偵ポワロ #58 (デビット・スーシェ主演)

Mrs McGinty's Dead / Agatha Christie's Poirot #58

ピントが合わない

あらすじ

掃除婦のマギンティ夫人が殺害され、下宿人が逮捕された。有罪判決が確定し、死刑を待つばかり。納得できないものを感じたスペンス警視は、ポワロに再調査を依頼する。

結末までストーリーを書こうと思ったが、断念した。登場人物が多く、もろもろ複雑で、そのくせおもしろくないからね。本筋に関係ないことが多すぎる。
ポワロは列車に突き飛ばされたことで「真犯人は別にいる」と喜んだが、本筋に関係なかった。馬鹿な下宿人(ベントリー)を心配する恋人(モード・ウィリアムズ)は、じつは第2の犠牲者(アップワード夫人)を殺す寸前だったが、これも本筋に関係ない。田舎の名家が零落し、それでも体裁を気にする空気がたんねんに描かれるが、やはり本筋に関係ない。ついでにオリヴァ夫人も、本筋に関係ない。ポワロの推理に影響をあたえることもない。余計なものが多い。
本題はマギンティ夫人殺害を調査することだが、アップワード夫人の殺害のほうが目立ってしまったのもマイナス。

最初に見たとき印象的だったのは、下宿人(ベントリー)のとぼけた反応。彼は無実なのに死刑に処されると言うのに緊張感がなく、ポワロに対してあいまいな受け答えをする。だれかをかばっているようにも見えない。「あんがい、こいつが真犯人じゃないか?」と思ったが、よくよく考えると、そんな人物だから犯人に利用され、陪審員に信じてもらえなかったわけで、リアルと言えばリアルだった。

マーガレット・ラザフォード主演の「ミス・マープル/最も卑劣な殺人」(Murder Most Foul 1964)も、同じ原作「Mrs McGinty's Dead」を翻案しているが、うまく整理されており、おかげで探偵の行動に集中できる。

ポワロは、短編はおもしろかったが、長編はどれもパッとしない。

アガサ・クリスティ
ポワロ
デビット・スーシェ (David Suchet) デビット・スーシェ (David Suchet)
ピーター・ユスティノフ (Peter Ustinov) ピーター・ユスティノフ (Peter Ustinov)
声:里見浩太朗 声:里見浩太朗
  • アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル
  • グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件
  • 安マンションの謎
  • ABC殺人事件
  • 総理大臣の失踪
  • エジプト墳墓の謎
  • エンドハウス怪事件
  • クリスマスプディングの冒険
  • プリマス行き急行列車
  • 消えた料理人
  • 二十四羽の黒つぐみ
  • ダブンハイム失踪事件
  • 雲の中の死
ポワロ
ミス・マープル
マーガレット・ラザフォード (Margaret Rutherford) マーガレット・ラザフォード (Margaret Rutherford)
アンジェラ・ランズベリー (Angela Lansbury) アンジェラ・ランズベリー (Angela Lansbury)
ヘレン・ヘイズ(Helen Hayes) ヘレン・ヘイズ(Helen Hayes)
ジョーン・ヒクソン (Joan Hickson) ジョーン・ヒクソン (Joan Hickson)
ジェラルディン・マクイーワン (Geraldine McEwan) ジェラルディン・マクイーワン (Geraldine McEwan)
ジュリア・マッケンジー (Julia McKenzie) ジュリア・マッケンジー (Julia McKenzie)
声:八千草薫 声:八千草薫
ゆっくり文庫 ゆっくり文庫
ほか
奥さまは名探偵
ほか そして誰もいなくなった 検察側の証人 ほか

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