レビュー  2007年10月31日  に発表された 

ゼロ時間の謎 (2007)
L'HEURE ZERO/TOWARDS ZERO

2ツ星

探偵不在

アガサ・クリスティの「ゼロ時間へ」を、現代フランスに舞台を移し替えたミステリー映画。「奥さまは名探偵」(2005)と同じパスカル・トマ監督作品だが、エスプリのない下ネタが目立って、コメディとしての魅力はない。そしてミステリーとしても物足りなかった。

「ゼロ時間へ」は、ジェラルディン・マクイーワンのミス・マープル (S3E3)で見ているが、比べても本作は劣る。まず主人公がいないため、物語に没入できない。事件が起こるまでの経緯や登場人物を描くにしても、よけいな演出が目立って事実関係が頭に入らない。中盤から登場する刑事が探偵役になるが、賢そうに見えないため、抵抗感がある。
この物語の魅力は殺人のトリックより、犯人の異常性にあるが、ここも描写が弱い。追い詰められ逆上するのも唐突だった。なによりキャロリーヌが目立ちすぎる。

おしどり探偵が出演していれば、もう少し楽しめただろう。キャラクターの魅力は大きい。

 Googleで「ゼロ時間の謎 」を検索する
 Wikipediaで「ゼロ時間の謎 」を検索する
 IMDBで「L'HEURE ZERO/TOWARDS ZERO」検索する

コメント (Facebook)

[ASIN] B00169ZDMO
思考回廊 レビュー
ゼロ時間の謎 (2007)