レビュー  2006年04月30日  に発表された 

シタフォードの謎 / アガサ・クリスティーのミス・マープル (S2E4)
Agatha Christie's Marple: The Sittaford Mystery

2ツ星

ファンタジーが空転しちゃってる

あらすじ

チャーチルの後継者として期待されるトレヴェリアンは「シタフォード山荘」で暮らし、元使用人の息子であったジェームズの後見人を務めていた。素行が悪いジェームズは「遺産相続人から外す」という手紙を受け取るがトレヴェリアンは書いていないと否定する。

(c) ITV PLC  (c) ITV UK / Film Afrika Worldwide

ノン・シリーズより。ティモシー・ダルトンが罪深い過去をもつ海軍大佐を好演している。死に顔さえ魅力的だった。
しかし事件そのものは魅力がない。本作のキモは交霊会で大佐の死が予見されたことだろう。ファンタジーを認めないなら、交霊会に参加していた人物か、占い結果を知る者が疑われるべき。なのに犯行の手口のみクローズアップされたのは不可解だ。推理の過程で省くにしても、明示してほしかった。
交霊会のからくりも説明されたけど、納得しがたい。大佐が「Farewell(さよなら)」と解釈できる偽名を使っていたことも偶然か。交霊会の参加者は占いを信じていたのか? 釈然としない。

私は、ファンタジーに見せかけてミステリー(祟りに見せかけた殺人)が好きなんだけど、本作は中途半端だった。チャールズが(悪魔の如き)父親と同じ笑い顔で死んでいたら、意味深だったかもしれない。

ラスト、エミリーがジムを捨て、大金を手に入れたヴァイオレットと「女同士の旅」に出てしまうのは痛快だった。なんだか新シリーズは同性愛ネタが多い気がする。

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思考回廊 レビュー
シタフォードの謎 / アガサ・クリスティーのミス・マープル (S2E4)