レビュー  1991年07月05日  に発表された 

ほんとにあった怖い話
Scary True Stories I

2ツ星

ここが原点

類似タイトルが氾濫する『ほんとにあった怖い話』だが、元をたどれば1987年に刊行されたホラー漫画雑誌「ほんとにあった怖い話」に行き当たる。それが1991年にオリジナルビデオシリーズとして映像化されたものが、本作。さらに1999年からフジテレビのテレビドラマがスタートして、現在に至るわけだ。撮影当時はこれほど長くつづき、これほど類似品があふれるとは思わなかっただろう。

また本作はのちにジャパニーズ・ホラーと呼ばれる作品に多大な影響を与えている。ありえないものがちらっと映る。見えないものの気配に怯える。突如至近距離に出現する。ジャパニーズ・ホラーをよく見る人にはお馴染みの、しかしまだ洗練されてない演出スタイルの萌芽を散見できるだろう。

テロップや映像効果が懐かしい。出演する女性がエロティックに見えるのはなぜだろう? 当時私は20歳だったから、この風合いに反応する回路が脳内にあるのかもしれない。

  1. ひとりぼっちの少女 ... 見せない恐怖の表現は先駆的だ。
  2. 幽体飛行 ... 明晰夢のようだ。一人称視点で飛びまわる表現がすてき。
  3. 赤いイヤリングの怪 ... 指輪をはめた坊さんがこわい。

映像表現は趣向を凝らしているが、ストーリーは今ひとつ。あるいは、今ひとつなストーリーでも引っ張れるところに、技術の凄さがあるのかもしれない。


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