レビュー  2011年07月22日  に発表された 

日本で一番怖い話 江戸怪談
Edo Kwaidan

2ツ星

どうしても貞子にしたいのか?

古典怪談を扱ってくれるのはうれしいが、どれも貞子スタイルでがっかりした。また幽霊=邪悪と描かれているのも芸がない。いわゆるジャパニーズホラーではあるが、世界に誇るKWAIDANではなかった。

破られた約束

この物語のキモは、モンスターが若い女を襲うことではなく、前妻が後添えに嫉妬する理不尽さであり、またその気持ちを西洋人・小泉八雲が理解することだろう。そこを抜いちゃうと、B級ホラーと変わらない。首をもぎ取るシーンはよくできてるが、そこは重要じゃない。

理不尽さを強調し、小泉八雲をからめた動画を作ったので、ぜひ見てください。
[解説ページ] 【ゆっくり文庫】小泉八雲「破られた約束」

産女

産女はなぜ夫のところに来たのだろう? 事故死は夫の責任じゃないし、子を産めなかった未練も感じられない。腹を割いて、胎児を取り除いてもらいたかったのか?
夫の態度もわからない。死体が放置されていたから、死んだと認識していなかったのか? いずれにせよ演出が足りない。

牡丹灯篭

これまた幽霊をモンスターとして描いており、魅力がない。伴蔵を女にしたなら、新三郎とお露の仲に嫉妬するくらいの解釈があるべきだろう。

伴蔵の視点で再構成した動画を作ったので、ぜひ見てください。
[解説ページ] 【ゆっくり文庫】三遊亭圓朝「牡丹灯籠」


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