レビュー  2008年12月19日  に発表された 

妖怪大世紀 (全10話)
Youkai-daiseiki

3ツ星

「妖怪はほら、いま、そこにいる」

妖怪の伝承を現代風にアレンジしたオムニバスドラマ。全10話で62分。災いをなすものもなくはないが、多くはただ在るように在るだけ。いると思う根拠は乏しいが、いると思ったほうが幸せになれる。妖怪の文化をこうやって語り継いでくれるのはうれしい。

  1. 覺(さとり) ... 人の心を読みとる妖怪が喫茶店にやってきた。ウェイトレスとマスターは互いの心を読まれ、気まずくなるが、怒りを向けられる前にサトリは去っていった。
  2. 七人ミサキ ... 自殺系サイトで知り合った男女が練炭自殺した。そこに含まれていた「nanaco」とは何者か? 7という数に気をつけなければならない。
  3. 面霊気 ... 仮面をかぶった女子高生が、無意識のまま製作者を訪ねていた。仮面の人格があなたの人格を乗っ取る場合もある。女子高生は無事だったが、仮面をかぶるくせがついてしまった。
  4. 濡女 ... 川に立ちすくむ女性に声をかけたところ、あとをついてくるようになった。なんとか車で逃げるが、逃げきれなかった。見方によっては、ハッピーエンドかも。
  5. 山地乳 ... 女子高生が山中の強化合宿で、山地乳に息を吸われる。
  6. 天狗 ... 天狗隠しから帰ってきた少年が不可解な言動を示す。
  7. 滑瓢(ぬらりひょん) ... ひとり暮らしの女性の部屋になぜかいる老人。家を出たところで異変に気づくが、気づいた時には消えていた。気づかないため、いるともいないとも言えない。
  8. 河童 ... 1995年、とある温泉郷で女性の尻がなでられる事件が発生。現場に残された奇妙な足あとは、河童のものと思われる。河童の伝承は日本中に残されている。
  9. 赤マント ... 女子高生が赤マントの伝承を確かめるためトイレに入って、襲われる。珍しく血が流れるエピソード。都市伝説「赤いマント・青いマント」に基いている。
  10. 座敷童子 ... 旅館で座敷童子を見たという証言がある。

ナレーション(花田光)もいい声で、ホラーとしてのおもしろさはないが、不思議と好印象な作品だった。


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妖怪大世紀 (全10話)